1 アスベストの危険性
アスベストは耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性があり、安価で大量生産が可能であったため、断熱建材として1990年初頭まで広く我が国で利用されてきました。
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断熱材のメリット
- 優れた耐久性
- 優れた耐熱性
- 優れた耐薬品性
- 優れた電気絶縁性
しかし、アスベストは非常に危険性の高い物質で、小さいため空気中に浮遊しやすい呼吸器官を通って容易に肺へと侵入します。肺に突き刺さり発がん性が高いと言われています。アスベストが原因で死亡した事例が裁判となり判決が出ています。
- 肺に刺さってしまう
- 空中に浮遊する
- 肺に吸収されやすい
- アスベストが針状
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肺がんになる事例が明らかに!
2 大気汚染防止法の改正
平成26年6月施行の改正大気汚染防止法によりアスベストの建物所有者の責任が重大になりました。当財団の調査した結果、改正後に見られる現象は下記の通りです。
・アスベストが検出された建物で事故や問題があった場合には建物所有者や担当責任者への訴訟や処分がされるようになった。
・近隣、関係者への事前説明会が必要となる場合があり、反対運動が生じる事例があった。
・役所の見回りが強化され、抜き打ちの現場検査が行われている事例がある。
出典:環境省 改正大気汚染防止法 概要説明資料
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